先週は、この久留米地区でも大雨が続き、被害続出であった。

そんな中、「自然は非情だ」という意見が多く聞こえてきた。



待てよ、簡単に「そうだ」といえない。

自然を非情だ・・・と言う前に、われわれは、自然の恵みに感謝しているのだろうか?





地球は太陽の周りを、回っている。

原子は原子核を中心に院外電子が回転している。

朝がくれば夜が来て、また朝が来る。

春夏秋冬の季節は循環する。

人は生まれて死んで、また生まれてくる。



大地は、地上や地下に住む全ての生物を生かし続けている。

大自然―太陽・地球・水・空気・宇宙

太陽―太陽の熱・光のエネルギーは万象万物を永遠に生かし続けている。しかも無償である。「太陽が善人の上にも悪人の上にも等しく照るが如く」と言われるように、全く普遍的で不変的である。

地球―太陽だけでなく、地球もまた善人も悪人も乗せて生かし続けながら回転している。

水―水がなければ生物は生きていけない。気体、液体、固体と三相に変化しながら、何万年、何億年と生物を生かし続けている。

空気―空気もなければ生物は生きられない。人類が増えようがどうしようが、空気の量は一定不変である。

宇宙―宇宙は限りない生命の母体である。地球も太陽も、全ての恒星が宇宙の統制の中に存在している。



こうしてみると。大自然というものは、無条件にすべての物を生かし続けて、少しもその報いを求めないのである。

人間は大自然、大宇宙の中から抜け出すことは出来ず、所詮、人間はこの地球の上で、太陽系の中で、大宇宙の中で生活していかなければならないのであるから、大自然・大宇宙の中で調和して生きる以外にないのである。



あの東北大震災、「人災だ」と言う人がいる。

理由は二つある。

一つは、「大地も生命を持ち、感情がある。大地そのものも、時には怒り狂うこともある。

それはそこに住んでいる人々の想念を受けてそうなるのである。」という考え方である。



もう一つは、ある国が地震兵器を生み出し、ある理由で実行したという説である。



いずれにしても、犠牲になった人は気の毒だが、人類は何をしているかという警告ということには間違いないのではないか。



大自然は、「善」に向かってしか動かないとすると、

この大雨だけを考えると、

大地震を起こさないように、穴を掘り、マグマの通り道を作っているのかもしれないし、

大地震などが起きた時の訓練をさせているのかもしれない。



大自然は絶対「善」であるので、日頃から感謝と反省を忘れたらいけないのだろう。



雨の慕情・・・八代亜紀さんに感謝感謝???