出前授業や講演の自己紹介で

「みなさん、“いきる”とはどういう意味があるでしょうか?それは“息”をし続け“る”という意味です。

 それでは、“息をし続ける”ためには何が必要でしょうか?

それは、“食べる”ことが必要で、日本人は米を食し、その米のもとは“イネ”です。“イネ”は“いきる”“ねっこ”という意味から来ています。

 この“いね”食べるということを衣食住の代表と考えると、もう一つ“息をし続ける”ために必要なものは、“心”ですね。

 “心”を人類は、“宗教”というものに発展させました。

“宗教”の“宗”の“ウ冠”は“宇宙”という意味があります。だから“宇宙を示す教え”という意味ですね。

 物(衣食住)と心のバランスをコントロールすることが大事で、コントロールする事を日本語で”司る“と言います。

 これを纏めると“稲生宗司”私の名前になります。」

 ということを喋ります。

女子高生などは「きゃー。いい名前ねえ!!」と叫んでくれました。



心ばかりに集中すると、お金や物を忘れますし、お金や物を追いかけることだけに集中すれば、精神を忘れます。この両方の一方だけに片寄らず、バランスよくやることを悟られたことが、お釈迦様の「中道」という事です。

この中道の道を歩き続けるために必要なことは「八正道」を行じることであると悟られました。

お釈迦様は

「人生は、苦ではない。苦しむのは自分が原因を作っているのであるから、どこにその原因があるかを反省しなさい。

 そうして、二度とその原因をつくらないようにして、そのために八正道を行じることであります。」

といっておられます。



その八正道とは

生老病死の迷いを無くし、惠を与え、悲しみを消滅させ(慈悲)

他を生かし、助け合う(愛)行為を

日常生活の中で行うようになることであります。



正見:結果を見て原因を掘り下げること。客観的な立場でものを見ること

正思:慈悲の心と愛の心で物事を思い、頭でなく心で思う。怒り・愚痴・貪欲・嫉妬・憎

悪は思わないこと

正語:相手の幸せを祈りながら語ること。謙虚・励まし・慈しむ・思いやりの言葉で語る

正業:仕事を通じ、己の個性・魂を磨き、社会に貢献し、自分の生活を維持する

正命:短所を長所に変え、助け合い・補い合い喜びの心を引き出し、明るく・楽しく・素直に生きる

正進:人間関係の調和。お互いに善いところを生かし、欠点を修正しながら、助け合って生活すること。その基本は家庭である

正念:他を生かす慈悲と愛の念以外は念じない。想像は創造。強く念じる。

正定:反省によって心を安らかにし正しい禅定をする。自分に感謝。不動心を養い知恵を引き出す



このことで、自分が生まれた理由を知り、個性を生かすことになるはずであろうと思います。この世での役目を知ることは、自分の道に拍車を掛けることになり、「心が安らぐ道」に繋がっていきます。



お釈迦様は商人が御金儲けをする事は否定しておられません。

その儲けたお金をどう使いかたが問題であると仰られています。

また、職業には、方法がありしっかりそれを勉強する事だとも言われています。



最初の自己紹介で、あたかも、物と心は同じバランスのように表現しましたが、

心の方がはるかに大事であり、物事もおろそかにしたらいけないということと思います。



今回これまでですが、フェイスブックでもいろいろと情報発信しますので、覗いてくだされば幸いです。



今度、7月7日に東明館という佐賀県基山の小中高一貫教育のPTAの前での講演をする事となりました。自己紹介だけは同じものになることでしょう。





肖私目に、講演を依頼されます方々の勇気に、感謝感謝!!