この間、関東在住の親戚に父の葬儀のお礼に行って来た。その3兄弟に子供がいない。その事に従姉妹の旦那が「S家は、ここまでという遺伝子があるのだろう、自然がそうさせている」そのような難しい考えを披露された。

 そうかもしれないが、儒教の宿命運命論でいえば、論じることが多そうだ。

しかし、戦争が無くなった、日本では、大震災や少子化が自然の中から出てきて、千年の単位で考えると、辻褄が合うように仕組まれているかもしれない。

その親戚に行く朝、丁度考えてのが、飛行機ができたのは、ただ単純に空を飛びたいと考えただけでなく、飛行機を作るように、遺伝子か何かにインプットした意識が存在する。

それが人を超えた意識であれば、遺伝子の前に、生前の記憶、もっと言うと人類全体を記録している意識にインプットしたのかもしれない。

もっというと、ロケットができ宇宙に旅立つのは、いずれ地球を飛び立ち、他の天体に移り住む準備ではないかと思う。そうすればそのように神が考えて、地球での修行を卒業した者達から、他の天体に移り住み、地球以外での経験を積み、悟りを広くする。

そのようなことが繰り広げられることだろうと思う。



そんな事を感じながら、先週の続きである、お釈迦様の悟りを続けてみよう。



 先週は「煩悩―反省―菩提は、人間がこの地上で生活し、修行する上の仕組みである。

という事で終った。

 菩提心(悟り)を得るには、煩悩(悪)と菩提(善)との相対的な善悪から、絶対の善(慈悲や愛)を知り信じることが重要で、そのためには、中道という精神を知って禅定するしかないということになる。

 この中道という精神を悟られたのは、間違った肉体修行をされている時に、

 

弦の音は 強く締めれば 切れてしまい

弦の音は 弱くては 音色が悪い

弦の音は 中程に締めて 音色が良い



このような民謡が聞こえてきた。



 そこで、弦の音は調和させない限り、心にも安らぎもない、不調和な音が出てくることを思い出された。偏った考え方が、苦しみをつくり、今している、厳しい肉体行も偏りであり、一方において、城の中の優雅な生活も、堕落の極端な生活である、と気づかれるのである。

 その歌を歌いながら牛の乳を絞っているチゥダータという乙女に寄っていって、差し出された牛乳を飲む。

 そうして、その心を確かめるために、36年間の反省を行い、一週間目ついに丸い豊かな心になり、自分自身が「宇宙即我」の境地に達する。

 

 続いて、心というものの偉大性を悟り、「八正道」を初めて悟っていく。

苦しみを無くし、幸せ・安らぎを得るためには、中道という調和された精神を目指し、そのためには、「八正道」に照らしあわせ、反省することだ。



 「八正道」「宇宙我即」については、次回後に説明する。

チゥダータは乳商品のコマーシャルに使われた名前だある。



歌を歌い乳を差し上げた「チゥダータ」に感謝感謝!!