3・11・・一年が経った。九州のこの地では、何事もそう変わっていない気がする。

世界では確実に、メイドインジャパンは厳しい。しかしそれは物のこと。文化は少しずつ世界に浸透している。何かの変化が始まっている。



このような予言を聞いた

「一旦、世界大戦に勝ったアメリカは没落する。ソ連も崩壊する。一旦没落したアメリカは教育を改革することによって百年後にまた盛んになり、世界をリードする事となる」



アメリカの教育改革は、おそらく、日本の文化教育の担うところ大ではないかと思う。

戦争後、日本弱体化運動を押し進め、戦前のいい教えを封鎖した。



この「3・11」のお陰で、本来潜在している日本人のイデオロギーを見直し、世界中が注目している。



その事を日本人が、学ぶべきでもある。



昔、日本人は自然を大切にし、自然と共に成長した。

日本人はこう考えた

「自然は神です。神が自然であるように、我々も神です。

自然という神の意識の中で、花や木も、同じリズムで脈を打ちます。

われわれは、木から発散される輝きを感じ、活気に溢れた力を感じ

清清しい生き返ったような気になります。



花や木は、言葉で挨拶したり、話しかけたりする事は出来ませんが、花や木は我々の心を感じることができるし、私達の賛美に気がつくと、数々の花をつけて満開になり、一層輝かしくなってくれます。







このような教えが、日本人の心に今もあるならば、自然を破壊するような行為はなかっただろう。大地震は、自然から人類に向けた警告ではなかろうか。



どうして東北なのか、東北の人が世界中でも心が綺麗で、その警告を素直に感じるからではないか。犠牲者はどうなるのかを考えると、神の世界では、輪廻転生の世界であり、魂を磨くよいチャンスになったと考えるのではないか。



手塚治虫のブッダの最初に、自分の身を投げ出してお坊さんに捧げる、ウサギのシーンがある。その事を意味しているのでは。であれば、自然の法則で、他の生をいただいて皆生かされている。とういうことは、生き物の死を無駄にするなという自然の掟が存在する。



われわれは、与えられた物を無駄にせず、感謝と恩返しを考えることで、人災が起こした天災を防ぐことができるのではないか。



さあさあ、一年が経った。

「ガレキに花を咲かす」ことが出来るのは、人の心だろう。皆で反省し、全てのものに、感謝・報恩する事で、本当に綺麗な花が咲くのではないかと、思うのである。



我々の犠牲なった人々に、感謝感謝である