熱はそろそろ冷えかけた話だが、朝早く起き、リアルタイムで見た女子サッカーワールドカップ決勝戦は、見ごたえがあった。スピード・パワー・テクニック全て揃っていて、負けるはずの無いアメリカを見るための早起きだった。しかも美人で格好いいアメリカを応援していた。何故か?アメリカの国歌が流れ終わった時のはしゃぎ方が、ヤンキーっぽく格好良かった。さすがに、一点取られてからは、なでしこを応援。延長戦になり、同点で後数分で終了という時、ジャパンがレッドカードで一人退場。アナウンサーは「なでしこにまたしても試練が・・・」と負けるかのように発言。しかしそれを凌ぎ、とうとうPK戦に突入。
円陣を組んだ、佐々木監督の余裕の笑顔。これで勝ったと思った。キーパーが取った。また取った。これで決まり。相手は外す。また入れて。試合終了。
どうして勝ったか。佐々木監督の指導に注目。キーパーの奇跡的な判断。小さな足のテクニック。レッドカードになっても点を取らせないファイト(このファイトがなければ、試合終了で負けである)
僕はどう見るか。試合会場がドイツ。そのドイツがサポーターになる。日本ドイツ連合とアメリカとの戦い。ある戦争を思い出す。・・・アメリカに勝った。(古いか。米軍にはドイツ出身者もいるとか?)
一番の勝因は、澤選手の執念が、監督やメンバーを動かした。考えてごらん。10年ほど前は、サッカーなんてオナゴのするスポーツではない・・と思われていた。
失礼だが、女相撲ぐらいのことから始まった。
ワールドカップがあるので、そこそこのスポーツではあるかもしれないが、アメリカが世界ランク1ということを考えても、そうだろう。
ところが大相撲の観客の減り方は、どうしたのだろう。女相撲から大相撲に代わる人気になったなでしこジャパンは、「女なのにサッカーなんて!!」と言われ続け、夢を現実にしたのは、澤選手の執念に他ならない。
その澤選手の一言「我々が勝つことにより、何かを失った人、誰かを失った人、怪我をした人、傷ついた人、彼らの気持ちが一瞬でも楽になってくれたら、私達は真に特別な事を成し遂げた事になる」
この言葉を聞けば、日本人はアメリカ人よりもっと格好いい。
そういえば、国歌の時、誰もが歌わず、一生懸命祈っていた。
これは、何かを思うもっというと日本復活のためにも、
日本人の諦めない心を世界に伝えるため、祈りを現実にしたい・・
そのような、光り輝くものだった。なでしこジャパンは世界一美人でかっこいい。
大相撲の日本人よ・・なでしこ踏んじゃえ!!!
来週は、その日本の誇り、魁皇関に注目したい。
試合の次の日が祝日だった事に感謝感謝!!