徹子の部屋に出ていたレディーガガ。2年ほど前に来日し、マドンナの再来など言われていたが、そんなものではないことが分かった。
大昔は、デビッドボウイ、ロキシーミュージック。またはキッスなどがいたが、それはステージでのこと。日本では忌野清志郎がそう。
もっと前は、ジョンレノン。クオリーメン時代からシルバービートルズになった時のメンバーは、ジョン・ポール・ジョージにスチュアートサトクリフが加わった。そのスチュアートは、画家志望。ジョンと同じ美術学校に通う。その頃クラウスフォアーマンの加入を拒否。そのクラウスは後に、画家・写真家・音楽家になる。ビートルズが電子音楽に走り、発売前の会見でポールが「今までのビートルズとは全く違う音楽」と言って発売し世間をあっと驚ろかせた「リボルバー」の前衛的なジャケットの製作者がクラウス。ビートルデビュー前のドラマー、ピートベストがデザインしたのが、あのマシュルームカット。デビュー時は世界初といわれた、襟なしのジャケットを着ての登場。その後、サージェントペッパーズでの、サイケデリックといわれた派手なデザインの軍服姿。
その要素は、ジョンが画家志望で、美術学校時代の知り合いを音楽の世界に引き込んだり、ハンブルグ時代のビートルズの斬新な演奏方法に、群がってきた、画家志望の連中。
いやーやってますね、ジョンレノン。その芸術魂をノックダウンしたのが、アメリカで悪魔とよばれた、でも絶賛された小野洋子。
デビットボウイもキッスも歌舞伎に影響されているとの事。ジョンも歌舞伎に感激したということ。
話を戻すと、レディーガガさんは、歌手兼芸術家兼平和運動家。そしてやはり親日家。
日本のデザイナーとの共同で折り紙を服に付けたり、花魁が履くぽっくり見たいな高さのある靴。そして駅の立ち食いそばを食べるという粋さ。
生き方全部が、平和運動も含めて芸術しているって感じが好感を持てた。インタビュアーである、徹子さんのことを調べて、敬意を払ってそれを真似するなんざ、日本人でも真似できない、心遣いも憎い。
音楽や芸術は、世界平和への貢献・個人へのエール・震災地みたいな集団への具体的な応援。それと美の追求(自己研鑽)。
人は自分の得意とする分野で、他人に役に立つことで、自分の目的を果たすのだろう。
2年前に今流行のレディーガガという存在を知っただけだったが、
徹子の部屋での彼女は頭の良いお金持ちのお嬢さんが、芸術と音楽に目覚め、世界中の人に注目され、その家族とファンに感謝の気持ちを伝えるそして被災地や落ち込んでいる人には元気を与える。
まあ今時のいいお嬢さんでした。
来週は、いいお嬢さんの集団、「なでしこジャパン」の感想でも書きましょう。
売れない小説家や画家が、ちょっと売れている同業者のもとに集まり、芸術の批評や、技術の模倣をしながら、自分も高めていく様子とハンブルグのキャバーンクラブでシルバービートルズを見ながら、ああだこうだ言っている画家達の集まりは良く似ている、そのような集団が今の芸術家を育てていることに感謝感謝!!
ついでに、黒澤明も、北野武も忌野清志郎も画家ですよね。