先週は、手塚治虫の「ブッダ」の間違い探しのヒントを書きました。ある人が、「良く出来た漫画ですが、3箇所間違いがありましたネ」と、とある宗教家に言ったところ「そうです」と答えられたそうです。何処のことかは尋ねていませんので、映画を見ながら見付けました。私の考えが正しいかどうかは分かりません。僕の答えは、こうです。

 

1つ目は、「ウサギのシーン」大変仏教的で良いシーンで私も気に入っている話ですが、これは例え話だと、言い切ってしまえばよいのですが、ウサギが本能で自分から犠牲になる考えは出来ないのではないかと・・・・・・・・

 

2つ目は、「アシタ仙人がナラダッタを畜生道に落とし、動物として生活させるシーン」。アシタ仙人ごときで(失礼)畜生道に落とすことはできないのでは、落ちたとしても、人間は人間のまんま成長、進化するのであって、他の動物にはならない。手塚作品ではよく出てくるシーンに転生輪廻で非道なことをした人、が犬畜生となって生まれ変わるということがよくある。チベット仏教の考えにそんな教えが有ると知ったので、手塚先生は、チベット仏教を信じてそのような描き方をしたと思っていましたが、関西のある場所でも、そのような教えがあることを知った。そーであれば、それは戒めのための例えであって、宗教的に信じているということではないと分かった。これは昔、鉱山に誰も近づかないように、「鬼が出るぞう」と言っていたようなものか??もっと横道にそれてみると、若い頃、針を売っていたという秀吉が天下を取った頃から、鉱物がどんどん出てきたことと、秀吉はその鬼達との関わりが深かったのではないかと想像できるが???

それすぎたが、ダーウィンの進化論も然りであろう。

 

 3つ目は、「タッタという少年が、動物に乗り移り思い通りに動くというシーン」である。これは漫画だからということは、もうお気付きかと思うが。

 

 それでは、本当の悟りとは、どんなことか

  1. 自分で自分の心の動きがよくわかり、自分の心の動きを完全にコントロールできること。

2.宇宙即我に到達すること。(宇宙・神と自分は一体であるという最高の心の境地)」

 

 この悟り、如来の境地に到達すると、六神通力を得る。

それは、

天眼通:すべての人の姿が良く見える

天耳通:すべての人の声を聞くことが出来る

神足通:肉体はありながら、幽体離脱して何処へでも行って見てくる力

宿命通:すべての人の、過去、現在、未来がよくわかる

他心通:すべての人の心がよくわかる

漏尽通:智慧によって、一切の煩悩を解脱する

 

菩薩になり、菩薩から如来へと到達する段階において、これらの神通力は次第に会得する事が出来る。

このようにして、悟りの境地に到達すると、心は自由自在となって、自分の運命を完全に支配することができ、なにものをも畏れなくなる。

 

 

ということらしい。これが本当ならば、アシタ仙人が人を犬畜生におとしめることも出来なく、タッタが動物に乗り移り動かすことまで出来ないはずだ。

 

まあそのように、一つ一つ検証していけば、自ずと答えが出てくるだろう。

3つの間違い探しの回答は、私の独断なので、そのまま信用しないで欲しい。いろいろと詮索し、そのまた間違い探しをしてください。

 

この頃、映画鑑賞が多く、来週は「星守る犬」について書こうか??っと思うけど、

「この次はモアベターよっていう訳にはいきません」

 

ああ忘れるところでした、悟った人のことを仏陀と言いますが、宇宙即我に達した現代の釈尊に感謝感謝!!