以前大学生の皆様の前で、話をしたことがある。就職関係の話だった。就職に関しての心配事は何かないかという問いに、「就職が無いことが心配」と言う人ばっかりで、私が現実を知らないことに驚いた。

そんな中で、お釈迦様はこう言われたと、仏陀の仕事感を喋った。

私の話を聞いた学生の何人か、それぞれ連絡をしてきた。その中で自分は経営者になりたいので何か本を推薦してくれとのことであった。

 2・3種類推薦した。その中に手塚治虫の「ブッダ」という漫画もあった。

先週のブログの最後に来週は「ブッダ」のことと、書いていたが、漸く辿り着いた。

その「ブッダ」が映画になり、只今放映中である。

 その「ブッダ」を夫婦で見に行った。何故夫婦かというと、片方が50歳を越えていたら、二人とも1,000円でいいからである。

 終わってみれば、チャンバラ映画になっていた。

奴隷の身がどんなに大変か、ということや、カースト制度の醜さをもっと、激しく表現し、下の立場のものの命が如何にに虫けらみたいに扱われたかを、泪を流しながら、オンオン泣けるシーンを作るべきだった。

「ブッダ」のお母さんが継母だと知り、その事で悲しみ、いろいろ悟るシーンが無い。王様である父との抗争と、心の戦いが無い。父は父で、いつか出家するかもしれない息子を心配し、妻を迎えさせたり、いろいろと手を打つシーンが無い。出来た息子に「ラフラ」という「邪魔だ」「障害」というような意味にもなる名前を付けた話も無い。

 どのように悩みどのように悟っていくかが、この「ブッダ」の放映する目的だろうがそれが無い。

捨てておいていった、妻のヤショーダラは美人で好きだっただろうが、出家後煩悩の象徴として出てくるので、別れる時さぞかし悲しさとの戦いがあっただろうが、それも描いていない。

 出家するまでの話なので、たぶん続きがあるのだろう。

漫画はよくできていた。しかし、ある人によると3つの間違いがあるという。その答えは聞いていないが、映画の中で見つけた。

 

次週はその事から入ろうと思う。

 

ブッダ本名ゴーダマ シッダルーダよ、もう一度出でよ!!!

此の世は、働く場所が多いにあるはずだ。

 

考えるチャンスを増やした、映画「ブッダ」に感謝感謝!!