僕がテニスを初めてしたのは、予備校時代である。これが失敗の元。テニスは始めると病み付きになる。フォアハンドを覚えると気持ちよくなり、バックを覚えると、気持ち良さが倍増する。力任せで、サーブを覚える。力任せのサーブが入れば、これまたチョー気持ちいい。
勝てば更に気持ちいい。足が速い自慢の私は、難しいレシーブも取れれば、気持ちいいの頂点に達する。
気持ち良さは我を省みる事を妨げる。これにハマッテ、受験勉強なんのそのである。
それでも大学に受かり、ラケットを持っての登校である。学校でするわけではない。登校していない者が、コートを予約しているのを確認し、登校途中か下校時にテニスをするという寸法だ。
まあやったといっても、素人ががむしゃらに走り回り、力の限りラケットを回すだけ。まあどうにか試合になっている・・ということ。
今日は「久留米ベストアメニティ国際女子テニス」の決勝戦。以前はクルム伊達公子も出場した大会である。
今年7回目であり、そのほとんどに広告協賛している。
私の受験の邪魔をした、憎っくき「テニス」に何故協賛しないといけないかは、大会役員・運営スタッフに知り合いが多いからだ。
本村大会会長(九州テニス協会会長)は、小倉の栗饅頭で有名な「コゲツフーズ」の社長で、親戚筋に当たる。
日本唯一の国際テニスアンパイアチーフ岡村氏は学校の後輩で、競技委員長、動員委員長などのスタッフの多くも、後輩等が多い。その中のアナウンサーの志垣佳奈さんは、娘同士が小学校の同級生である。
久留米は狭いので、いろんなイベントで、知り合いの渦になる。
「憎っくきテニス」というのは、受験生の頃で、学生時代はこれが有ったので、「いい青春」の思い出にもなった。
この大会で、初めてプロテニスの試合を間近に見たことになるが、今日は初めてコートの中で見た。
さすがに上手い。
田舎の大会といえども、プロはさすがに違う、根性が違う。
悔しさが違う。「何をぼーっとしてるー」と自分に言い聞かせ「カモーン!!」と英語で言っていたのが、印象的だった。
大会始まって依頼の日本人優勝である。藤原里華という選手。準優勝はオーストラリアのアダムザックモニークさん。
なかなかの好試合であった。
また「憎っくきテニス」にはまりそう。もちろん見る方で。
久々に青春時代に戻れて、感謝感謝!!