大震災後、日本人の耐え忍び、助け合いの精神と行動に世界中の人が感動していると聞く。これは、農耕民族が、助け合っていかないと、自分も助からないという生活の知恵と、古神道の精神や教育によるものだろう。それと豊富な自然が勉強や修行に役立っていると思うと、やはり神国と言っても過言ではない。

 

このように、日本人の行動が立派なのは、黒船で幕末に来日したハリスの通訳兼書記ヒュースケンが書いた「ヒュースケン日本日記」にも載っている。

(ヒュースケンの事は、このブログのNO12に載せています。)

 

このヒュースケンは、オランダ生まれで、アメリカに渡り、書記に選ばれ、日記をフランス語で書きそれを、ドイツ語に翻訳されたのが発表され、さらに日本語に翻訳されたものを読んだことになる。

その中で、上陸した下田では「猛烈な台風が日本の沿岸に吹き荒れた。湾内の船はみな岸に打ち上げられた。下田の町はほぼ三分の一が破壊された。翌朝、前夜の破壊の後を見て回ったが、浜辺には帆柱が散乱し、倒壊した家屋や舟の破片がうずたかく積まれていた。

しかし、日本人の態度には驚いた。泣き声ひとつ聞こえなかった。絶望なんてとんでもない!彼らの顔には悲しみの影さえもなかった。それどころか、台風などまったく関心がないという様子で、嵐のもたらした損害を修復するのに忙しく働いていた。」と書いてある。 このように日本人の教育の高さを、事あるごとに記してある。

 

 いま世界中が、驚き注目している事を、150年前に気付いたヨーロッパ人がいて、その事を発表している。日本人を、なんて素晴らしい人種なんだろうと思ったことだろう。

 アインシュタイン博士もこのことに気付き、「神よ、この世に日本人を造って下さった事に感謝します。」という意味合いの言葉を残している。

 また、GHQは何故この有色人種日本人が優秀なのかを探り、その中に、「教育勅語」があり、日本弱体化運動にて、今後優秀な人間を作らないため、この「教育勅語」を封鎖した。GHQは日教組を通じ、日本人弱体化をリードさせ、戦争反対を理由に日の丸・君が代反対を指導させ、「考えない、弱い」日本人を作っていった。

 

 しかしアインシュタインは日本人が存在した事を神の奇跡としているが、今の日本人を見てどう感じられるのか。私は言いたい「神よ、よくぞこの日本に東北人を作ってくださった。」と。

 

 お勉強をし、お金儲けが一番正しいと薦めていった、官僚達と、愛国心をなくし個人主義を正しいといい、個人情報を絶対流さない方向に持っていった日教組の教育で仲間を助けない政治家を作っていった結果が、東電と国会議員の行動だ。この状態は、大震災が起こったよりも深刻だ。

 

 災害に見舞われた人たちだけが被害者ではない。こんなリーダーを善しとし続けた日本に住んでいる庶民全員が被災者である。

 

 明治維新は、下級武士から起こったクーデターである。もうそろそろ、市民運動で、このリーダー達に「親告」すべきではなかろうか。

 

 「神国ニッポン」を復活させよう。「和の国」であり、「言挙げせぬ国」であり、勿論平和な世界を目指した、「神国」である。

 

 ※参考図書「ヒュースケン日本日記」青木枝朗訳 岩波文庫

 参考文章 天年堂ブログ店主日記「NO12日本の教育は今も昔も変わらないか・・・?」