昨年末の紅白歌合戦を録画していた。これを消すために再度チェックしていた。

ほとんど毎年変わらない感じだったので、どんどん飛ばして見ていた。

 

ちょっと気になったのは、子供のコーナーでの「ゲゲゲの鬼太郎」の熊倉一雄さん。

嫁さんが後ろで「やっぱ本物がよかネー」と言っていた。その本物の、熊倉さんが元気で出てこられたのが、よかった。51歳の私の記憶は、「ものしり博士のケペル先生」「ひょっこりひょうたん島のトラヒゲ」「ポパイの初代ブルート」「鉄腕アトムのヒゲオヤジ」等の声優である。「ゲゲゲの鬼太郎」が流行った理由は、この熊倉さんの歌声であろうと思う。    

ウルトラマンの歌を歌うことは余り無いが、「ゲゲゲの鬼太郎」は何度も歌った記憶がある。

 

二つ目に「トイレの神様」という初めて聞いた歌である。会社の女性が「泣きましたか?」と聞いてきた。「ひとりで聞いていたので、ちゃーん泣いたバイ」。しかし何か気になったなんかこの感触は、懐かしさを感じる。

 

思い出した。中学の頃流行った、「小坂明子」の「あなた」である。小坂明子さんは、音大附属の高校生の時、この曲で世界歌謡際グランプリを取った。学校ではポップスをするのは禁止だったが、グランプリをとって許されたということがあったんではないかと記憶している。何が似ているかというと、素人さんの歌詞である。「あなた」は“未来”の家族のあり方の夢。「トイレの神様」は現実的な家族との接し方での“過去”。どちらも淡々と語り、最後に熱唱する。

どちらも教科書通りの名曲には違いないが、学生さんが作ったという感じで、プロのどろどろとした売るための曲には程遠い。

楽譜としての曲には僕は魅力は感じない。

 

しかし、もう一度聞いてみたいと思うような、暖かさを感じる。

「小坂明子」でもう二人思い出した、「アンジェラアキ」と「伊藤みどり」。

「アンジェラアキ」も素人っぽい歌詞を、感情たっぷりに歌うところかな。

「伊藤みどりさん」はなんとなく・・である。

 

三つ目、久々の桑田。サザンオールスターズはデビューから2・3年しか知らないので、紅白で歌った曲が新曲なのか何時頃なのか、分からないが、最初の一曲は、今まで聞いたことの無い雰囲気を感じた。ボブディラン好きが、ブルーグラス風に歌い、ビートルズファンが演奏していたっていう感じだった。なかなかの名曲。

2曲目は桑田節そのもの。デビュー曲「勝手にシンドバッド」のヒット中、あれは一発屋と誰もが言っていたが、「うんにゃ、桑田はたいしたもんだ」と言ったのは周りでは僕だけだったような気がする。

ビートルズ・日本のグループサウンズ・ブルース、ビーチボーイズという過去の財産を混ぜながら、湘南サウンドという桑田節を確立していたのは、評価に値する。

 

 最後にとうとう見つけた「ねえ」を歌った、「パヒューム」という女子3人組。僕は知らなかった。まず曲が出来がかなりいい。踊りが今までの日本人には無かった足の使い方である。(意外と韓国のユニットにはあるのでは)

 北九州市出身の「山本リンダ」が踊るということを見せ付けて、歌が始まるということの始まりだという説がある、その後直ぐ、「ピンクレディー」登場である

 「パヒューム」は決して、美人でなく、足も綺麗でない。そのカバーを他のことで出来ている。努力したのだろう・・というところが良い。

 

 歌手だったのかー?と思ったのは、トリのグループ。歌を聴いたら・・ああ歌手じゃないよねって納得した。

 昔のアイドルってみんなこうだった。

 

「トイレの神様」・・「お父さんちゃんとトイレもお掃除してね」って娘達からも言われる。

私のカラオケの持ち歌に「おそうじオバチャン(憂歌団)」というのがある。あるグループとカラオケに行くと誰か勝手に入れるようにいつの間にか私のテーマソングになっている。

家族と行ってもそうである。そして言われるのが「お父さんは名前が宗司(そうじ)なんだからちゃんと掃除しなさい」。

 

ちゃんとお掃除したら、かっこいいお父さんになれるかな。

「トイレの神様」のおばあちゃんに感謝感謝!!