11月より久留米周辺のフリーペーパー「くるめすたいる」に「香茶店 香り不思議発見」という題にて、香STAR稲生宗司ということで、コラムを載せ始めました。それからこの「店主日記」を読む人が増えてきました。このブログの下には、「くるめすたいる」というもう一つのブログを載せています。中身はバックナンバーと「くるめすたいる」では字数に限りがありますので、続きと文章の解説を載せています。“香りの交差点”(香茶店)を喫茶店と思い、喫茶店ならコースター(香STAR)が付き物だということで、香りの不思議な話をコースターに載せて、この掌で自由に香りの話を提供しようということ試みです。毎月25日以降に営業いたしていますので、どうぞ覗きに来て下さい。
お楽しみはこれからだ!!
さて、長い前振りの後本年最後の、店主日記のはじまりはじまり。
私達の結婚記念日は、12月19日。今年で12年経ちました。
えー、新婚旅行は、何処だって?
オーストラリアです。新婚旅行でないと、南半球のクリスマスは経験できないと思ったからです。
ジャーン、オーストラリアに着きました。サンタは何処、サンタは何処と探し回ったけど、そう簡単には、サンタは出てきません。しかしホテルの中にはクリスマスツリーがあります。日本にはないような、色使いです。金色銀色渋いシックな色が多いような気がします。
何かが足りない。赤が少ないのが目立ちます。
小さなショップに入ると、定員さんが何方も一寸だけサンタさんです。でも、小さなアクセサリーを付けているだけです。
ショップで見るカードなどにいるサンタ。ヨーロッパや日本の北半球で見るのと同じです。
さて、国内移動のための、飛行機に乗りました。なんと出発前に、「メリークリスマス・メリークリスマス」と言いながら、サンタさんが乗ってきました。
さすが、西洋人。でもやっぱり、北半球のサンタさんと同じです。熱いのにフル装備です。
僕が探しているのは、真夏のサンタです。そう、水着姿で、サーフィンに乗っているサンタさんです。
何処にもいませんでしたが、北半球でも真夏でも、ヤッパリ同じサンタさんだったことに感動しました。これは伝統を重んじる、西洋人ということがよくわかりました。
日本では、昔は12月20日から、門松を立てるのが風習でした。しかしこの頃、クリスマスの飾りが多くなり、25日後に立てるようになって来たようです。
でも伝統は、廃れても、どうにか続くものだと、思ったのは、「杵での餅つき」俄かに流行ってきたと思いませんか。
我が家は去年から3回、餅つきの経験が出来ます。
まずは、子ども会での餅つき。これは今年で5年目。
天年堂の餅つき。これは、復活して2回目。
嫁の里での餅つき。これも、5・6回は続けているでしょう。
小さい子供もお母さんと一緒になって餅丸めが出来ます。一回やったら餅つきならぬ病みつきになるみたいです。
会社でやっていると、外人さん通りかかったので、手招きすると走ってやって来た。英語でどう説明しようかと思っているうちに、1人でどんどん搗き始めた。誰よりも上手い。聞いてみたら、もう数回の経験者でした。ベテランでした。
伝統が外人さんにまで続いている。
会社での餅つきは、12月25日でした。クリスマスの日。雪が降るといっていたが、晴れて、丁度よい天気でした。
雪の変わりに、子供達は、餅丸めの白い粉で、真っ白に。餅も真っ白で、
これが本当の、「ホワイトクリスマス」ではないでしょうか。
ジョンレノンの「ハッピークリスマス」。メリーでないところに意味があります。
冒頭に「SO THIS IS CHRISTMAS」とあります。
「これこそがクリスマス」と訳さないと、この歌のメッセージが伝わりません。戦争や人種差別及び貧富の差がなくならないと、「本当のクリスマスは、来ないと」訴えています。
それがただ単に、「メリー」ではなく「ハッピー」であり、戦争がなくなり全世界が本当のユートピアになって初めて「THIS IS ・・・」といえると言っています。
(曲が始まる前に、小さな声でお互いの離婚した相手との子供の名前を言い合うところが、この曲のメッセージの強さと真実性を感じるーああニクイねー)
だけどいつの間にか、クリスマスやサンタのイメージカラーは、赤になったのです。
ある会社のイメージ色です。この意味は世界制覇を目指すバックが何かを感じます。まだヨーロッパやオーストラリアでは伝統色のサンタがいる事を私は望みます。
また、日本の伝統を、外人さん達が、守ってくれることも、戦争がなくなる一歩ではないでしょうか。
正月もクリスマスも上手に付き合う日本人の心に感謝感謝!!!
一年間「店主日記」をお読みになっていただき、誠にありがとうございます。
天年堂のお香にてお正月をお楽しみください。
お香始めは、お屠蘇の前に!!
来年も、よろしくお願いいたします。