龍馬伝で海援隊使用の「いろは丸」が紀州藩の「明光丸」に衝突され、坂本龍馬が万国公法を持ち入り、徳川御三家の紀州藩に大金の賠償金を勝ち取った、いわゆる「いろは丸事件」の事をやっていた。

 

これは今問題の、尖閣諸島での例の海保船に中国漁船が衝突した問題に良く似ている。

いろは丸が日本の海保船、明光丸が中国の漁船。と考えると、軍事力の小さい日本軍事力の大きい中国との戦い。いろは丸は、たかが脱藩浪士の海援隊、一方明光丸は徳川御三家であり、幕府が後ろ盾で、あの時代誰も噛み付かない時代。この差は今の日本と中国とはるかに以上である。

 

これにどう戦ったか、それは龍馬が相手の航海日誌などの証拠を抑えて、万国公法に則り、裁いていくという見事なことであった。

それにいろは丸事件の題材にした、流行歌を流行らせ、紀州藩をテーブルに着かせるやり方は、実に爽快で見事である。

 

これは近年では、マスコミをうまく操作したしたたか小泉元首相の手法に良く似ているかも。それともっとしたたかな、西郷隆盛が、江戸に火をつけたり、偽札を刷ったりし、江戸の町を操作していった様な事も、似たようなことかもしれない。

また、日清戦争時、東郷提督はイギリス商船撃沈しそれを国際法に反しないと言うことで、評価が上がった。このようなことも日本人は経験している。

なぜ海援隊がやっとことが今の日本人は出来ないのか。

航海日誌の証拠を握り、マスコミを利用する。そして国際法に照らす。

 

今度の事件では、乗組員を逮捕し、帰国させず、ビデオテープを公開し、日本の法律や国際的に裁判を行い、中国の軍事力に負けない知恵と勇気と努力をやっていただきたかった。

 

あーあー情けない日本になってしまった。

誰の所為だろーと問いただすと、日本弱体化政策に成功した、GHQであろう。

そのアメリカも、こんなに日本人が素直に従うとは、計算違いだったという。

今になれば、成功が過ぎて、頼りにならない日本になったと思っているのか、

日本も日本で、アメリカ軍ももはや、中国に負ける日が近づいてきたと、思っているのか。

でも中国も、幕末の日本みたいに、ノーベル賞の批判など、安政の大獄にも似てきたのでは。幕末の日本は、幕府も各藩も軍備を強化。そして次第に西洋化。今中国の留学生が増えたように、幕末も留学生が増え、体制批判は、留学生からである。これを考えると、留学経験のある、北朝鮮の3男坊を含め、現中国・現北朝鮮崩壊もありえるのではないかと期待する。

そうなれば、小国日本、文化と技術の輸出・円高でも怖くない、いや円高だから出来る事を真剣に考えましょう。

 

 

菅総理、頼みますから、日本の事も少しは考えてください。

感謝しますから、お願いします。