10月15日、福岡のKBCラジオ「ヴギウギラジオ」という番組で、生出演した。
生出演と言っても、電話でのインタビューである。どんな番組か知らないで、何の打ち合わせも無しで、知らない人と電話で話すことが、公にされる。時間は8分程度。テーマは、「秋の夜長シリーズ」ということで、最終回にて「極めつけのリラックスグッズ」はヤッパリお香ということで天年堂が選ばれたとの事。それだけの情報で、後はアドリブ。
終わってみれば、あっという間で、ディレクターより「慣れてある」と誉められた。
紹介した商品は「圓空」である。これは品不足で、9月末まで販売中止だった。丁度販売再開したばかりだ。ただしお香は、製造後、2・3が月経たないと熟成しない。2・3年置いておくことで、落ち着いた香りに整っていく。女性のアナウンサーは、「香水みたい」と表現したが、それは、トップノート・ミドルノート・ラストノートと香りが変わることと一緒だということかと思ったが、否定するほどのことではないし、そのとおりといえばそうだが、どういう理由かを聞く時間が無いので、そのまま合わせて、時を見計らって「まるでワインみたいに」と言い直した。
この表現が良かったみたいである。
また、この「圓空」みたいな、高級お香は、原料などの様々な条件が整わないと、出来ないことを言ったのが良かったのか、すぐに電話がかかり、一度に10本の注文もあった。その人曰く「無くなったらいけないから」と。
この頃、海外でも人気で、日本に来るので、ホテルに送ってくれという注文の仕方がある。
TVやラジオ・新聞とよく取材の依頼があるが、忙しいということや、内容が少し違うので、ということや、私自身余り出たくないので(顔に自信が無いので?)ほとんど断ってきた。しかし今度はタイミングよく、引き受けた。聞いたよという人からの連絡もよくあったし、ご注文も頂いたので、私の人件費も取れたかな。・・・と思う。
天年堂に入社したての25歳頃、こんな形でラジオ出演した。会社の先輩が焼き鳥屋で歌うという番組だった。スポンサーが焼酎やさんなので、焼酎の飲み方を紹介するという番組である。これは簡単なリハーサルがあり、アナウンサーが「誰か焼酎の面白い飲み方を知っていますか?」と尋ねたので、「名古屋のある居酒屋では、焼酎を赤ワインの甘いやつで割るのを・・・という名前で提供してる。」と言った{飲み物の名前はもう忘れた}。
「じゃー歌ガ終わったら、マイクを向けますからそう言ってください」とアナウンサーがいう。歌ガ終わって「名古屋で面白い飲み方があるそうですね」という。「名古屋で」とは私が言うことになっていたのを、取られたのでこう切り替えした。「名古屋でもありますが、実は鹿児島で・・・」と言ったのでアナウンサーが慌てだした。「桜島の灰を入れて飲む」「そしたら、口から火を吹くという・・・」丁度その頃、鹿児島では桜島の灰が大変問題になっていた時期で、話題性が合ったのでそう切り替えした。番組を聴いていた人が、「あの天年堂の人ね」と面白がっていたという。
ヤッパリ生放送は、アドリブが一番である。去年のTVの生放送は、ちゃんと何回も、リハーサルしたのに、本番で、全部動きを変えてきた。お陰で、コマーシャルの時間が出来なかった。しかしそれはそれで、落ちついいていると誉められた。
お香を地域に広めるという使命を考えると、いいチャンスだったのかもしれない。
TVラジオやマスコミの皆さんへ感謝感謝!!!