先週のブログに「本日は私の誕生日で、我が家は誕生日の人が祝ってもらうのではなく、お世話になった人に、感謝する日だ」というようなことを書いた。

 

早速、友人のN氏からメールが届いた。

―お誕生日おめでとうございます。先ほど「ブログ」拝見致しました。いつも「ためになる話を」有難うございます。で・・・、本日誕生日を迎えられた稲生さんは、私に何の「感謝」を下さるのでしょうか???・・・なぁ〜んて、・・・失礼致しました。おめでとうございます。−

 

このメールにー(題 感謝感激癇癪玉)信長は、自分を祀れ。自分に感謝しろと、言って地獄に落ちた。地獄に落ちた人を救うのが、お盆です。Nさんに感謝して、お盆に救いにいきます。それまで私を忘れないで下さい。−

と返した。このメールの返信で

―ははは・・・妖怪です・・・間違いました・・・、「了解」です。有難うございました。

お仕事中に失礼致しました。−

 

ゲゲゲが流行っているから「妖怪」なのか、お盆だから妖怪なのか、自分が妖怪だからなのか、いつも使っているギャグだったのかは分からない。しかし私が洒落を言うと必ず「メモらせていただきます」と言っているので、恐らく、いつものギャグだろうと想像する

信長は、天下を取る直前に神になって、地獄に落ちた。家康は、天下を取って神になった。久留米の高良大社は1600年以上の歴史がある神社だが、江戸時代は家康を祀っている。そして、明治になって外された。秀吉の時代、千利休は、自分の木像を天下人まで潜らせたので、秀吉が怒って、切腹させたと言うことになっている。しかし、千利休は隠れキリシタンで、南蛮船に乗って海外逃亡したと言う説もある。有力な説としては、茶室が狭く潜って入るようになっているのは、隠れキリシタンの教会の名残で、ふくさで、道具を清める仕草は、カソリックの作法と同じだと言う。そして極めつけが、「セン リキュウ」という発音は「セント ルカ」と極めて似ていると言うことや、千利休の友人である有名な画家の絵に、ロザリオを持った利休そっくりさんが、南蛮船に乗っている姿を描いていたことだという。私は案外信憑性があると思う。海外の情報を条件に、逃がしたのではないか。だから(その証拠に)秀吉は晩年、利休好みのお茶に変わっている。

 

驕りは人を破滅させる。

お盆の謂れはいろいろあるけど、ご先祖様が帰ってこられ、さらに成仏されるように、いろいろなものを捧げて、先祖に感謝する日だと思います。

お盆休みを利用して、同窓会や、旅行に行くなんてもっての外だと思うのは私だけでしょうか。

これは、人間の驕りかな。ご先祖を大事にする事が少なくなった。お盆のための休みというのが、もともとの夏休み。東京では7月がお盆だから、」盆休みとは言わなくなったのか。お盆は故郷に帰りましょう。そしてお墓参りをしましょう。親戚回りをしましょう。

これをやっているかを先祖が見ています。先祖が見ている事を思えば、自分が神様になり、俺を祀れとは言わないでしょう。恥ずかしくて。

お盆は、先祖に感謝し、自分の行いを反省し実行すれば、その姿を見た先祖も、感謝し反省するという好循環ができることになっていると思います。

そうすれば、家庭円満と言うことに繋がります。

そのチャンスをみすみす逃がすことはないと思う。

「覆水盆に返らず」と言うじゃありませんか???

ちゃんとお盆には帰りましょう。

 

お盆に忙しいご住職の皆様に感謝感謝!!