あるアロマの関係者が来られて、ご当地アロマに挑戦しているという事でした。「つばき香」もそのような考えで作りました。

久留米は、ツバキよりも、久留米つつじが有名です。今度の世界会議で何故久留米のツバキに意義があるのかが要約知れ渡るようになりました。

ツバキの季節が終わり、サクラが散り始め、今つつじが咲き始めています。そんな中、菜の花も満開で、筑後川がじつに綺麗です。

 

 

昨日は、造り酒屋さんの蔵開きに行ってきました。

久留米は日本三大酒処です。

この酒粕を使っての、アロマをご当地アロマにしていくみたいです。

御酒と言えば、刺身や御寿司。辛子めんたいに、イカの塩辛と、昔からの和食に合います。しかし今は売り上げが下がり、伸びているのは、イタリアやフランスで、ワインの代わりに飲んでいるからだそうです。

昨日行った造り酒屋では、今年から、イタリア料理をつまみにして、料理に合わせ「大吟醸・純米吟醸・純米酒」とわけて飲ませてくれました。全く違和感を感じません。これに「美と健康」をちゃんと伝えていけば、日本酒も伸びていくのではないでしょうか。

蔵開きの物は、火入れ前という事で、それぞれの味が通常と全く違っています。通常では、「大吟醸」が美味しく思いましたが、火入れ前は、断然、「純米吟醸」がまったりして、芳醇で、こんな美味い酒は初めてという感触でした。

だから、肴はいらない。主役は酒という感じです。食事に合うのは、純米酒で、ぬる燗でしょうね。

 

 

久留米市のある筑後地方は、米処でもありますが、御線香屋さんの多いところであります。江戸時代から昭和の初めにかけては、堺・京都・淡路島・日光と同様に多いところだったと思います。

その理由の一つには、杉と椨という線香の原料が豊富にとれるという事でしょう。または、筑後川から、全国に出荷できるという流通が発達していたからでしょう。

現在は中央の大きなメーカーや、海外製との競争で、廃業が多く少なくなって来ましたが・・・。

ただ私たちは、原点に戻り、ご当地でできるものをうまく生かした商品作りを考えています。

*八女地区でできる、竹炭と杉を利用した「竹炭入り線香」。

*水車小屋で作った杉の葉っぱの粉と椨の木の葉っぱだけで作った「水車小屋でついた杉線香」。

*八女地区黒木の大藤に因んで作った「藤めぐり」。

*この間の「つばき香」。

 

当店は江戸時代は筑後の物産「お茶・履物・線香・香粉」を堺・広島・下関・大分・宮崎・長崎・鹿児島に出荷していたようです。

これからも、久留米のご当地の物を題材にして、お香を作り、全国とはいきませんが、いろいろな人たちに、喜んでいただく商品を作れれば、幸いです。

 

進化した美味しいお酒に感謝感謝!!!

つつじ祭り会場

つつじ鉢携帯撮影