つばき香を発売して、お陰様で大変好評です。今まで置いていなかった店からも、ご注文があり、値ごろ感とパッケージの大きさとデザインの派手さと、上品なツバキの香りがマッチしているという事みたいです。
古い老舗のお香屋という事で、お香はすべて網羅していると思われがちですが、そんな事はありません。全国にお香屋さんが沢山ありますが、それぞれ得意不得意があります。
京都当たりの古いお香屋さんには、何百年も続く、昔ながらのお香もありますが、近代的で、和にも洋にも合うお香の代表は、何と言っても、東京銀座の日本香堂の「花の花」ではないでしょうか。これは昔、ある有名な歌舞伎の俳優さんが、「ああいい香りがする、これは花の花の香りだな」と歌舞伎の中で言ったという話も聞いています。
この香りをルーツとして、全国で一番売れている、「毎日香」ができ、お香で最高クラスの「伽羅大観」ができたのではないかと思っています。
花の花や伽羅大観の香りを真似しようと思っても、とてもできる物ではありません。他社製品と言ってもいいものはいい、ですからこの「伽羅大観」が似合うお店があれば積極的にそれを薦めています。
我々ができるのは、久留米の街をお香でいっぱいにすることですから、これに専念していくことが、街のためにもなり、ユーザーのためにもなり、我々のためにもなることと思います。本当に久留米がお香の街になる事は、同業者のためにならないといけないと思います。
お香屋に様々の特徴があります。我々は古いと言っても高々、田舎の小さな線香屋にすぎません。先ほどの日本香堂さんは、全世界に素晴らしいお香を売ってあります。ですから開発力も、商品力も世界一です。
我々は、商店があり、店長のアイデアで名刺にお香の香りをつけられたら御洒落ですよと言って、男性に匂い袋をお薦めして大変喜ばれています。
そしたらさすがに日本香堂さんです。東京ギフトショーで「名刺香」という物を出され、大変好評という事でした。
これは弊社でも扱うようにしていますので、ご注文があればお出しする事もありますが、
たぶん日本香堂さんのホームページにアクセスされればよろしいかと思います。
この業界は、切磋琢磨、刺激しあって伸びてきた業界ですから、お互いに感謝しあっているところが多いと思います。
特に日本香堂さんのアイデアはTVコマーシャルを使って報道されますので、真似していく会社も多いと思います。ですから小さな我々は、恩恵に被っている事が大です。
そんな意味もあり、お香業界のトップリーダーである、日本香堂さんのいい商品やサービスも紹介しつつ、田舎のメーカーの役目を、コツコツとやっていきます。
その一つとして、「つばき香」を作りました。かわいがってやって下さい。
同業者の先駆者の皆様へ、感謝感謝!!