3週前のブログに予告しましたように、椿の香りのお香「つばき香」(定価840円)を発売しました。

今、筑邦銀行本店、筑後信用金庫久留米市内の本店支店、商工中金久留米支店の受付に、地場産くるめの資生堂製造の香水と記念品のキューピー人形と共に置いてあります。

 これは、「2010国際ツバキ会議久留米大会・第20回全国椿サミット久留米大会同時開催」を記念して作りました。

 もともと、ある市議会議員より、「資生堂さんに香水を依頼しているので、お香もできないか」という依頼があり、急遽製造に挑みました。

 椿という、あまり香りに親しみがない花で、オイルは有名ですが塗っていい物で、香りではない。

 世界に知られている「正義」のイメージの華やかさと、ちょっと落ち着いた雰囲気を、椿の本当の香りとミックスしてお香らしい香りに仕上げました。

 久留米のイメージにするために、パッケージのバックの色を久留米がすりの「藍色」にしました。

 久留米の新しいお土産になれば幸いです。

 そもそもなぜ久留米が椿なのかという事をお知らせします。

 

 ツバキの歴史

久留米市東部の耳納北麓一帯は、江戸時代から園芸品種の育成が盛んに行われていました。今日も全国的に有名な産地となっています。

 ツバキにまつわる物語

久留米つばきの「正義(まさよし)」は、1830年にシーボルト博士がヨーロッパに持ち帰り、「ドンケラリー」の名前で世界に広まったと言われています。(シーボルトがこれが日本の花と紹介したそうです)

 誇れるツバキ

久留米のツバキ苗生産は日本一。

「正義」や「白玉宝珠」など多彩な品種があります。樹齢300年を超える大樹をはじめ、古木・名木が数多く保存されています。

 

この大会には、世界28の国と地域から約200名、全国35市町村から約500名が参加します。前回の開催国イギリスでは街挙げての開催だったと聞きます。

 

10年前からこの事は決まっていた行事でしたが、ほとんどの久留米市民は、今もよく知りません。この久留米の観光コンベンションの考えは果たしてどうなっているのでしょうか。

 

今私がこのコンベンションに関わったのは、ほんの一カ月ぐらい前ですが、せめて一か月前には、大会のポスターが街中で一杯になり、ツバキの真っ赤な街になっているものと思ったからです。この遅さは、この冷え込んだ久留米なのにどうしたものかと思い、評論家になってもいけないので、遅まきながら、地場産くるめにお願いして、いっしょに地元の金融機関まわりと、商工会議所青年部の例会でポスターとパンフ配りをしました。

 

お香を作ったのも、久留米の街を少しでも活気づけようという思いがあったからです。

もともとこの久留米の行政は、観光には熱心でないと思っているのは私だけでしょうか。

 高良大社1600年祭と言うのが、18年前にありましたが、この日も一般人はなにがあっているのかよく知らなかった。1600年祭がやれるのは、全国でも珍しいはず。ではなぜ、20年ほど前から計画し、5年前にはポスターを張り、一年前からあと何日あと何日と、市民に興味を持たせなかったのか、甚だ疑問です。そんなにやれば、商売人がいろいろと考えて、今で言う「B級グルメ大会」やお祭りを記念して「漫才師や落語家の大会」「筑後出身のコンサート」「全国花火師大会」や「古代史研究の発表会」「卑弥呼九州説」等の大規模のコンベンションができたのではないかと思います。

 

実際に、福岡のアジア博ではあと何日と2・3年前から電子看板にて発表していたので、「何だろうアレ」ということで、天年堂も1ブースを預かる事が出来ました。久留米からは、久留米運送と2社だけだったと思います。

高良大社の場合は、時の市長が、政教分離と言って何もしませんでしたので、話にはなりませんでした。

今後久留米が観光に力を入れたり、お土産を売れるものにするには、市民に何があるかをはっきりと示すことと、何が久留米の特徴かという事を一本にして、全国に知らしめて行く事をしないと、このままでは、せっかく作った、または、作ろうとしているお土産やサービスが浮かばれません。

 

 ガンバロー久留米!!

椿を大事に育ててきた人たち、感謝感謝!!!!

*つばき香の販売店を募集しています。