今年の大河ドラマは「龍馬伝」、昨年末に放送された「坂の上の雲」どちらも明治維新の日本の姿をよく描いていると思います。

 

主人公の坂本龍馬・秋山兄弟はどちらも司馬遼太郎の小説によって、世の中に知れ渡りました。

 

しかし両者とも、その時代を担い、夢を追う人々の代表的な人たちです。そしてこの時代の日本人は偉人と呼ばれる人たちの宝庫です。

 

ある本によると、世界最強と謳われたロシアのバルチック艦隊を破って、大勝した、参謀の秋山真之を神格化しすぎて、真之の戦法だけを、教科書にして、時代に乗り遅れた日本軍はあのような結果となったと記しています。

 

 

このことは、昭和天皇が日記に「東條は、あまりに精神論になりすぎ、科学的な事を疎かにしすぎた。」というような意味のことを残されていたことに似ているかもしれません。

 

明治維新の立役者は全て他国のいいところを研究し、多額の金を払っても、外国の文化を取り入れ、外国人を雇いいれたという事実があります。

 

この明治維新の成功を時の韓国も研究したと言われています。

 

このようにロシアに勝利した小国で猿に近い、日本人とはどんな教育がなされていたのだろうかと、研究したのがGHQでした。その答えの一つが、明治天皇が唱えられた「教育勅語」に有るという事でした。

 

GHQは日本を骨抜きにするのが目的で、アメリカ人はいい人だと宣伝するのが目的ですので、今までの日本のいい文化でアメリカの邪魔になることは全て拒否してきました。

 

日本人が二度と戦争をしないようにしてくれたことは、大変いいことですし、ある程度の自由を認めてくれたことは、大変良いことだったかもしれません。

 

しかし、戦争は反対ですが、明治維新の頃の日本が一等国になろうとする、謙虚でありながら、大和魂の気概はどこにいたのでしょうか。ロシアの捕虜を自分たちより自由かつ贅沢を許したような、広い心の日本人はどこに行ったのでしょうか。

 

当時の日本人のバックボーンが、「教育勅語」にあるというのならば、もう一度復活させ、

今度こそは、平和利用にするという事ではどうでしょうか。

 

いずれにしても、日本人の精神的バックボーンを見直す時代になって来ました。

この日の為に、小説を書き続けて頂いた、司馬遼太郎先生に、感謝感謝!!!

 

 

*ちなみに、司馬遼太郎先生宅には、ある人からの紹介で、天年堂空海という線香を送っています。是非ともこのお香「空海」を焚いて頂き、今後の日本を憂いでください。